2020/09/08 23:13

子供の頃に住んでいた家の話は

前にもチラッと書きましたが、

28年前、祖父が他界した際、長男である父が実家に戻り、米農家を兼業し出したことを機に

中学生、高校生の6年間、富山県の中でも田舎のほうにある、立山町というところで暮らしました。


けっこうな古い家で。

トトロの家って呼ばれるくらい、家のまわりに木が多くて、
トイレとかもボットン便所とかだったし、
広ーーーい家なので、手付かずの部屋とかも多く、長年の汚れとか、あと、
古い家ってとにかく物も多くて、

思春期の頃って、

白い壁に、ツルツルのフローリングの床、ソファがあって、みたいなインテリアを好んでいたので

こんな家に友達呼べるかー!
って、すごく恥ずかしくて、すごくコンプレックスだった。
(って言いつつ、高校生の頃は呼びまくってたなぁ、なぜか)



って思っていたのに、今から15年くらい前に建て直すことになり、新築に生まれ変わってからは、
もう一回、あの家に入ってみたい、という、変な渇望感が消えず。


なので、古民家でヨガをするのは、

私にとっては、もう二度と入れない、昔の家の空気に

少し触れられているような、そんな時間でもあるのです。




さて、前置きが長くなりましたが、


今回、「奏で〜る」という、自宅をレンタルスペースとして貸してくださる方の協力のもと、

藍染め屋さんを営む南部歩美ちゃんと、イベントを開催しましたー!!!


これ、自分でも

「楽しい企画思いついたなー」って、当日までウキウキだった。


ヨガ始まる前にいつも私は何かしらの話をするのですが、

今回それを考えていて、

ヨガに触れること、学ぶことで自分で自分を変えられた!という実感を伴う経験のおかげで、
その後の人生がすごく彩りが豊かになったこと、

ヨガを普段していない人にも、そのエッセンスを伝えたい。

そういう気持ちから、
ヨガだけでなく、いろんな分野の人とコラボしてイベント、WSを開催しているんだなーということを再認識できました。

イベント前に自分に向き合う時間を持つことで、

そうだった、そうだった、と楽しい気分になります。







今、SNSの普及で、他人の生活が垣間見られます。

どうしてこんなに、シンプルに暮らせるんだろーとか、
どうしてこんなに、お料理しっかりできるんだろーとか。

丁寧に、どっしりと根付いた生活をしている人を羨ましく思うし、
実際そう思っている人も、たくさんいると、思うのです。


みんながみんな、「いいな」と思ったらすぐそうなれるわけでもなく。

それぞれの生活スタイル、家族構成で、なかなか難しかったり。



私は仕事が立て込んでくると、たちまち掃除が疎かになるし、
料理も、手抜きになる。

でも、そんな中でも、ヨガのポーズをして体を緩めることや、
哲学の話を聞くことで、心の中にスペースをつくったり、
自分で自分に優しくしてあげることで



少し丁寧さを取り戻すことができることも
実感している。

ヨガの目指すゴールは、そういうこととは違うところにはあるけれども、

ヨガに触れることで、

生活が丁寧になり
心が穏やかになり
社会や近しい人と調和のとれた生活をしていける。

まずは、ここからやっていこう。と、自分にも言い聞かせながら、

焦らず、楽しく過ごしたいなぁと思います。

そういうことを伝えるイベントいっぱいやっていきたーーーい♡


今回、空調設備がないところでしたが、

9月だし少し涼しくなるから大丈夫と、思っていたのに

すごく暑くて!!

そんな中、コロナが心配でマスクしたままのヨガになりました。

終始、皆さん大丈夫かなーと気になったのと、

実は、ここだけの話、私自身もバテバテで。

帰ってから、すっごい疲れを感じ、

こちらのかたに癒してもらいました。