2024/04/29 16:17

今から3年ほど前かな。
コロナ禍、岐阜県の光の帯というスペースにてスウェットロッジセレモニーというものに参加した。



ヨガの仕事を始めて、少しずつ、「イベント」というカタチで発信をし出した直後に、コロナ禍。

現実での変化は、そのまま内面の変化と連動し、
なかなかうまく折り合いがつけられず、壁にぶち当たっていた時。

何かヒントになるのではないかと、参加を決めたわけです。

「スウェットロッジセレモニー」とは簡単にいうと(申し訳ないくらい簡単に言いすぎてるので、興味ある人は自分で調べてみてね)
子宮を再現した真っ暗な小屋の中で行われるネイティブアメリカンの儀式です。

熱した石に水をかけて高音な蒸気を発生させ、その中で、一人一人祈りを捧げます。

進行者と参加してるメンバーとで、毎回違ったものになるとのこと。

私が参加した時は、全国各地から20〜30人くらい参加してた。

光が一つも入らない真っ暗な小屋の中に、肩が触れるか触れないかくらいの距離で座り、
一人一人順番に話していく。

私は自分の番になったとき

自分の中に相反する概念があること、その分離に苦しんでいること。
自分がこの先、自分のためだけではなく他者のためにもここに立ち向かう強さを手に入れられることを、祈ります。
というような話した。

現実に起きていることは、自分の中に概念化されているものの投影である場合が多い。
すなわち、育ってきた環境の要因が大きく関係する場合が多いと言うこと。

それがあらゆる場面で「繰り返されてしまう」ことは、自分の体感としても実感していたし
周りの人を見ていても、苦しみを生む連鎖として現れてることが多いように思えていたので

それを断ち切る方法を知りたかった。
だから、私はヨガにのめり込んだんだと思う。

ロッジから出た後に、話しかけてくれた人が

「あなたはマインドフルネスに触れるといい」と教えてくれた。

それまで、まぁまぁ馴染みの深い言葉だったし、ある程度学んだことで、知っている気になっていた。

なのに、ここでマインドフルネスを勧められるなんて、と驚いたのと同時に

ということは、私はまだちゃんと知らずにいて、これからそれを学ぶことで、また新たな世界に出会えるのかと、少しワクワクしたのを覚えている。

富山に帰り数日後に、読むといいよ、と勧められたティクナットハンの本を、貸してくれるという人も現れたではありませんか。

(もう販売されていないのでネットでめちゃ高いんです)

すごく強靭な武器を手に入れたような気分で、私はとても満たされた気分になってた。

読む前から。笑

さっそく本を読み実践してみて、言われていることは腑に落ちてるんだけど、
、、、んーーーなんか違う。

概念から自由になるためにやっているはずなのに、より概念は明確化するばかりで、肝心の、そこからの離れ方がわからない。

そして、なんか日々、弱り始めている。
そんな自分にも気づき始めて、
どこか違うのかなぁ、それともちゃんと理解してないのかなぁ、と
やる気がどんどん消失していくことに焦っていた。

これ逃すと、どうなるんだろう、、と言う焦り。



                                                ・・・続く