2022/05/27 11:34

前に、何かの記事で読んだけど


フランス人の女性はは日焼けや老化によるシミやシワよりも、表情を気にするらしい。

年々、老化を感じるお年頃。

そのようなメンタルになれたらさぞ明るい毎日だろうなぁ。
そんな仲間を増やそうとレッスンで方足立ちのバランスポーズでプルプルしてる時に、
こわい顔しないで笑いましょう!!って、たまに言っては失笑されております。

老化よりも大切にすることが、表情。ふむふむ。

私は、「いつもすっごい笑っているよね」と言われることが多いです。

常に前歯を出していることで、たまに前歯の上の歯茎に唇がくっついてちょっと乾いて、
閉じようとすると悲惨な顔になることがあったり(想像つく?笑)

真顔になるとゲラゲラ笑われたりするし。

あと、そんなに楽しいと思ってなくても、すごい笑ってるよねって言われるから、
なんか嘘ついているような気分になったり。

何も考えてないように思われて、
悩みを相談しても、そんなに元気なら大丈夫、と言われたり。

誰も私のことなんてわかってくれない!!!と
まぁまぁ昔は、コンプレックスな部分でもありました。
ここ数年は、だいぶ気持ちを言葉にして話ができるようになってきたし、
気づくと、そこまでコンプレックスと感じることは減ってきてた。

そんな中、この前、仏像を一本の丸太から彫る仏師さんのパフォーマンスを見せてもらった時のこと。
表情について、新たな感覚を得ました。

仏像って、とても優しいお顔をしてるんだなーと思って見ていたわけですが、
その表情から感じるのは、仏の心、、、
優劣つけることなく全てを等しく、ありのままに見ている。

丸太から一体の仏像が仏師さんの手から彫り出され
そこに現れた表情から何か伝わってくるものがある。

形のないものが形となって、私たちに知覚できる状態になっている。

ムムム、、、

そこでハッとなって、表情は、理屈じゃなく本当に心を表すのかもしれない、って思った。
そして、自分の内側にあるものが照らされたような気がした。

自分では気づいていない、
笑顔となって外にはみ出る、なにかカタチのないもの。

そう思った時に、外側に、笑顔というカタチではみ出しているのは、
もしかしたら周りの人に守られ支られてきた、私の存在そのものなんじゃないか。

私の存在を大切に思ってくれる人の行動によって
育まれてきたもの。

あれ?だとしたら、私もそれを人の心を育む力に変えていけたりもするんじゃないか。
そんなようなことを感じた気がする。

今までは笑顔でいるって、嘘ついてる、取り繕ってるような気分だったのが、
急に、人に何かを与えらるものという認識に変わった瞬間だったというか。

自分の弱点(厳密に言うと、弱いを隠していた)と思ってた部分を、
急に、肯定的に見れた感じがして
これからは、なーんにも考えずに、歯を出して笑っていこうと思った!のだ。

ということで、
今日の北日本新聞に、にっこりさんとして掲載していただきました、というオチで締めくくります。


なんだそりゃ( ´ ▽ ` )