2020/05/10 17:37

哲学とはなんでしょう


こむずかしい学問?
実生活には役立たないことを、
あーでもない、こーでもない、と頭のいい人たちが論じ合っているイメージ?

私は、心の働きとか、行動に関して興味があり、
なんで、どうしてと、突き詰める癖があります。

この人はなんでこの仕事を選んだんだろう、とか、
どうしてこんな行動に結びついたんだろう、何があって、どういったキッカケで、とか。

ヨガを学びだしてから、ヨーガ・スートラの帯に
「ヨガは心の科学である」という文章を目にして
心奪われました。

それから、ヨーガ・スートラやバガヴァッギーターや、
(訳をしている人によっても内容が違ったりするので読み比べたり)
仏教との違いや共通点も知りたくて、そのへんの本もたくさん読んだし、

哲学の講座にもすすんで参加するように。

哲学を学ぶことで、心の在り方が少しずつ変わったし、

せっかく好きで学んでいるし
レッスンを受けてくれる人に生活に役立ててもらえるよう、
実生活の中にありそうな例えをしながら、少しずつは伝えてきたつもりでした。

でも、いまいち、その本質の部分がつかめてない気がしていて。
結局、ヨーガ・スートラの二元論と
ヴェーダの一元論も、いまいち説明できないし…

なので、しっかり勉強しようと、定期的に先生について教えてもらい始めたところです。



昨日、ヴェーダ哲学の本に、とてもハッとさせられた文章があり、
えらく興奮したのでシェアします。

全文だと長いので、はしょりながら。

『星が周期し、季節が変わり、雨が降り、一粒の種から花が咲き、
その生きた宇宙の秩序は、ダルマと呼ばれます。

ヴェーダの国では、学校の先生の仕事と言えば、ダルマを教えること。

子供達は小さなころから、目に見える世界だけではなく、
その後ろにある目には見えないかすかな秩序、ダルマを習います。


勉強や仕事、結婚生活だって、ダルマをたどっていくこと。

ダルマの意味とつながらないままに
「どう生きたいのか」と問い詰められることは、子供にとってそれはそれは
恐ろしいことです。

だから安全のための進路になるし、
休日を待ち望んで働く人生になるし、月曜の朝にはため息が出る


だいぶはしょりましたが…

ふむふむふむ。

これを読んだとき
ヨガ哲学に惹かれていた理由が
はっきりつながったような感じがしました。


どう生きるかよりも、どうやり過ごすかを考えて生きてきた20代前半までの私。

いかに得をするか。
とか、変に浮かないように、
周りと同じ選択しとけば大丈夫、みたいな。

ヨガに出会って、気づいたらダルマに目を向けだして。
だから、ちょっと生きかたが変わったんだーと妙に納得。

これから半年かけて内容を学んでいくのが

本当に楽しみ!!!

ワクワクします