2020/05/01 17:19

普段食事の支度を担当している私のような主婦が断食をするときに

一番気になるのが
やはり断食中の調理です。
味見もできないし。

なので、断食を始める数日前から計画が大切です。
なるべく家族にお願いしやすいような献立を考えておく。

今回は子供達にお願いしたかったので、
キッチンに子供達だけで立つ、ということにも慣れてもらう。

例えば鍋の蓋をとったらどこに置いたらいいか、とか
包丁を使ったあと、どこに置くと危なくないか、とか、
肉を切った後のまな板をどうするか、とか。

子供達だけでやるとなると、意外と戸惑うポイントが多いので、
できるだけ、それは数日前から触れてもらい、こんなことがあるんだな、と慣れてもらいました。

コロナによる自粛が始まってから
うちの場合は子供達の家事能力を上げようという計画を立て、チョコチョコとなんでも家事をやらせていたので
そこは意外とスムーズでした。

献立は、ご飯と味噌汁、それに簡単なおかずがあれば大丈夫ということで、
昨日の夜は大量に豚汁を作りました。

あとは、適当に魚を焼いたり肉を焼いたりして、
漬けものとかを出してあげたら、もう夜ご飯のできあがり。


私は夕飯にも葛をいただき、夜は短めに入浴して、寝る前にヨガをして
早めに寝ました。
寝つきのいいこと、いいこと。
昼間たくさん寝たし、食べてないし、これは夜寝られないんじゃないかと心配してましたが
まったく心配することなくグッスリでした。

朝の寝起きも良く、気分もいい。
1日だけの断食で終わろうと思ってたけど、
もう少し続けようと決意。

朝葛を飲み、ヨガをし、お昼に子供達に食事(昨日の豚汁と、冷凍のシュウマイ)を出しているところから
少し異変が。

それまでは全く食べたいと思わなかったのに、急に猛烈に食べたい感覚が。

空腹感ではないのです。
食べることで満たされたい!みたいな感覚。

その辺にパンがおいてあったとして。

目に入ると同時に、頭の中でイメージできて、口に入れたーーーい、となります。

飴を見つけたら、食べたーーーーいと、なります。

気を抜くと、無意識に食べる気になってたり。
おっと、あぶないあぶない、ということが何度かありました。

でも、落ち着いて考えると、今この空っぽになったお腹に入れるとしたら、
味噌汁とかお粥とか、梅干しとか、やさしいものがいいなぁとなります。

ここまできたのに、せっかくならカラダが喜ぶものにしようよ!みたいな。

こうなってみると、

普段もこうやって
空腹感からではなく、視覚や嗅覚からの刺激で無意識に食べる
ということが日常化していたんだろうな、と気づきます。

「食べる」ということが、外からの刺激で決められる感じ。

飽食の時代、生きるために食べるという感覚は実感しにくいです。

食べることはもはや、人生において楽しみ、エンターティメントのひとつ。

そんな今だからこそ、命をいただく、という食物連鎖についてや、
それに関わる産業について、しっかり目を向けていかなくてはいけないな、という感覚も
芽生えてきたり。

外からの刺激でなく、私たち一人一人が体が訴えてくる感覚にしっかりと目を向けられるようになったら、
この世界は変わっていくかもしれないなぁと思いました。

無駄に、感覚に訴えた商品も必要なくなってくるだろうし。
健康にもなる!

と言いつつ、たまにジャンキーなものを食べてワイワイもしたい!


さて、断食を全部で48時間にしようと(さっき)決めました。
回復食に気を遣う必要のない葛断食ですが、
断食の後は吸収率がよくなることや、もし過食にでもなったら我慢するのが辛そうなので
一応回復食も、自己流でしっかりやります。

断食後に宿便をとるために「梅流し」といって、
大根の煮汁に、梅を入れたものを飲みます。

どんぶり2杯くらい飲むとのことで、いやーな予感。。

これはトイレとお友達コースだなーーと、夕飯を作ってから余裕をもって飲みました。

久々に味のあるものを口にして、かなりの幸福感!
梅味ウメー!!
大根ウメー!!
と、食べられる喜びに浸るも束の間、
痛みはまったくないけど、そのあとトイレに何度もかけこむことに。

まぁ、おかげさまでスッキリしました。

明日からの食生活もすこーしずつ普通の食事に戻していくので、
ご飯を食べるたび、味噌汁を飲むたび、
幸福感を感じるんだろうなーとワクワクしながら今日の断食を終えたいと思います。